皮膚の仕組みと役割

皮膚のしくみ

体毛は、表皮が変形したものだということを皆さんは、ご存知ですか?

 

爪も毛と同じ様に表皮の変形物です。そのために、爪も毛もどこかで表皮に繋がっています。

 

体調が良くなかったり、手入れが不十分だったりすると、肌が傷んでくるのと同じで爪や毛も健康なきれいな状態でなくなってきます。

 

表皮というのは、皮膚の一番外側にある部分のことを言います。表皮の内側にある部分は真皮といい、皮膚の断面図を見ると、大きく分けて表皮と真皮の二つの層からなっていることが分かります。

 

そして、さらに角質層、顆粒層、基底層などから皮膚は構成されているのです。

 

肌の色を特徴づけるメラニンは、基底層に多く存在しているのです。メラニンは紫外線を吸収して、真皮がダメージを受けるのを防いでくれます。

 

真皮の新しい細胞は基底層で作られていて、次々、作られてくる新しい細胞に押し上げられるようにして顆粒層、角質層へと移っていきます。

 

そして最後には角片(俗にいうアカのこと)となって、はがれ落ち、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が繰り返されていきます。

 

これは、毛母細胞が分裂して新しく毛が作り出されるに従い、古いものが表皮のほうへどんどんと、押し出されていって、やがては抜け落ちてしまう毛のサイクルと、よく似ています。

 

皮膚が生まれてはがれ落ちる周期というのは、およそ4週間です。

 

 

皮膚の役割

皮膚は、体温調整機能、知覚機能、呼吸機能の4つの重要な機能を担っているのです。

 

体温調整機能とは、体温を常に一定に保とうとする働きのことです。

 

気温や体温が高くなると、毛細血管が拡張して熱が放出されますし、同時に発汗が促されて汗が蒸発する気化熱によって、体温が大きく上昇してしまうのを防いでいます。

 

そして、気温や体温が低くなると、これと反対に毛細血管が収縮して熱が放出されるのを抑えます。

 

こういったことが、自動的に行われることで、体温はコントロールされています。
保湿機能は、皮膚の働きの中でも、女性は特に気になるところでしょう。

 

成人の場合は、体重の60?75%は水分です。皮膚にも多くの水分が蓄えられていて、潤いのある皮膚により全身が保護されています。

 

角質細胞には天然の保湿因子が存在していて、体に必要な水分が作り出されています。そして、簡単に水分が逃げていかないようになっているのです。

 

汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂とが混ざり合い、皮脂膜を作って皮膚の表面を保護しています。

 

皮脂膜というのは、一番の天然の保湿クリームなのです。
加齢とともに、皮膚の保湿機能が徐々に低下していくことは、よく知られていることだと思います。

 

スキンケアの正しい方法で皮膚の老化を遅らせて、みずみずしい状態を保つことは美容の面からも、外部からの害に抵抗して、健康を維持する面からしても、とても大事なことだといえます。
暑い、寒い、痛い、痒いなどの何かが体に触れた感覚を受け取る働きのことを知覚機能といいます。
その感覚が不快だったり、危険をもたらすものであるならば、逃げたり場合によっては戦うこともしなけれ
ばなりません。

 

外部の刺激や環境の変化に対して、体が適切な対応をするため、皮膚でこういったことをきちんと感じられるといった役割があるわけなのです。
とても、わずかではあるのですが皮膚も呼吸をしています。

 

肌に何かしらのダメージをを受けると、これらの大切な機能も低下してしまうということに、気をつけてください。

 

脱毛やスキンケアなどを行う時には、肌にダメージを与えない安全で確実な方法を選ぶことが大切なポイントになるということを理解していただけたのではないでしょうか。